第1章 征ちゃんの涙
7ヶ月。。。。私には、 それしか、もう、残っていないのか…
何も考えられない。。。。
なのに。。。。
私の頬に。。。。涙がつたった。
医者が帰ったあと。。。。
「あと7ヶ月かあ」
そんなことをつぶやいた。
すると、征ちゃんが入ってきた
「大丈夫か?」
「あ。。。。うん大丈夫!!!!!!!」
「そんなわけないだろ」
「。。。。」
「さっき医者に言われてたじゃないか」
え。。。。聞いてたの…!?
「7ヶ月だと…」
征ちゃんの目はいつもの怖い目じゃなくて、優しくて悲しい目だった。。。。
「俺のせいだ。ごめん…」
そう言って征ちゃんは泣き出した。
初めてだ。。。。
征ちゃんの涙なんて。。。。