第3章 幼き頃。
「あの、秋さん」
『んー?』
「聞いてます?」
『え?なにを?』
ハァ。と大きくため息をついたゲーアハルト
私は明日までに出さないと
いけない資料があるのに…
それを仕上げてた。
「明日なんですよ?壁外調査は!
ったく、で、明日の陣形が『ねえ!今日の月すごくない!?』
「秋副兵士長!あなたそれでも
一応副兵士長なんですから少しは
自覚もってくださいよ!」
『わかってるわよー。
少しふざけただけだしぃ…。』
ちぇっー。
なんだよ。もう。
陣形なんて前と変わらないでしょ?
そんなにガミガミしてると将来
禿げるぞゲーアハルト分隊副長やーい。
「おもいっきり声にでてますけど💢」
『なんのことー?』
まーたため息ついて!
ふとゲーアハルトが顔を上げて