第1章 今日くらい ももふぅ
そうやって、冗談を言わないとこが好き
しまれなは本当にいい人を見つけたと思う。
ももちゃんは、もしゆいぽんと同じように誰かに冗談をゆわれたら、ちゃんと否定してくれるのだろうか? 「うちには、楓子がいるから…」と言ってくれるのだろうか?
「なぁ ふぅちゃん」
「ん?」
「ふぅちゃんさぁ 今日、ホテルももかとちやうの?」
そうだった… すっかり忘れていた。
確か、朝にマネージャーさんに言われて私は上機嫌だったのだ。
「もし、居づらかったら ゆいの部屋おいで」
私の頭を撫でて、しまれなの方に歩いていくゆいぽんをみて、かっこいいと思ったことはももちゃんには内緒。