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落ちた一雫

第7章  白い闇







ヤム「・・・あ、目が覚めた?」





レイ「・・・あ・・。」








ヤム「良かったぁ・・・。あ、王に報告してくるからジャーファルさんといてね。」


といってパタパタ部屋を出て行ったヤムライハ。








レイ「・・・どれくらい寝てた?」
ジャ「・・3日、くらいですね。」
レイ「・・・そんなに。」
ジャ「はい。」
レイ「・・もう大丈夫。」
ジャ「本当に?大丈夫ですか?」
レイ「うん。お腹空いた。」
ジャ「そうですね。スープでも持ってこさせましょう。」









レイ「・・・ごめんね、ママ。」
ジャ「・・・?どうかしましたか?」
レイ「もうお仕事行っても大丈夫だよ。だから、倒れたりしないでね。」
ジャ「・・・それ、倒れたレイが言いますか?(呆」
レイ「寝てたんだもん。」
ジャ「そうですけど・・・。」
レイ「・・・シトリーは出てこないから大丈夫。」
ジャ「ですが・・・。」
レイ「大丈夫だから。」







そう言って笑うレイは、どことなく遠い場所にいる気がした。







ジャ「・・・わかりました。何かあったら呼ぶんですよ?」
レイ「うん。わかってる。」






ジャーファルは後ろ髪引かれるように部屋を静かに出て行った。



















レイ「・・・ごめんなさい、お母さん。」






そう言うと、レイは布団の中にもぐりこんだ。



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