第2章 幼馴染してます。
及川「も〜青城来てマネしてって言ったのに何で他の高校行っちゃうかなー。しかも結局バレー部のマネさんになってるしさ〜及川さんショック〜」
菅原「…瑠璃、あの人と友達かなんかなの…?」
『あ、えと…く、詳しいことは後で…話します…』
菅原「いや、でも…」
及川「ねぇ瑠璃〜及川さんのこと無視〜?」
『もう!!はやくアップとりに行きなよウザ川!!』
及川「…なんかまた岩ちゃん度上がってない?」
早速うざいし、女の子達から私に冷たい視線集まるのは覚悟してたけど烏野のみんなからも冷たい視線来てるんですけど!?どうしてくれるの!?しかも特に影山君からの視線怖い…!!
及川「あっ、やっほートビオちゃん久しぶり〜育ったね〜、元気に王様やってる〜?」
ん?トビオちゃん??
影山「…ウス」
え、トビオちゃんって…徹ちゃんが中学の頃ずっとトビオがムカつくだのこれだから天才はどーだのグチグチ言ってたトビオちゃんのこと…?
って、トビオちゃんって影山飛雄のことだったの!?
菅原「瑠璃…」
『あっはい!?』
菅原「あとでちゃんと教えろよ?」
『は、はい…』
はぁ…隠してた私が悪いけど…というか別に隠してたわけじゃないんだけど…。よりによってあのキャーキャー言われてる徹ちゃんと私が関わりあることが変だよね…。
というか、帰り際に徹ちゃんとっ捕まえてぶん殴ってやるんだった。安易に話しかけてきたことにも腹立ってるから一発じゃすまないぞ徹ちゃんめ。
女子「ね〜及川さんまだ出ないのかなぁ」
女子「バカ!ちゃんとウォーミングアップしないとケガしちゃうんだから!」
女子「エーッそれはダメ〜!」
田中「チィッ!!!」
田中、すごいイライラしてる…。まぁでもスパイクにより一層力入ってるしこれはこれでいいか…。
…というか、横にいる菅原さんとすごく気まずい。あれから話なんて一つもしてない…。怒ってるかな…いや、何に怒ってるんだろ。すぐに話さなかったから…?でも試合中だしみんなにも話した方がいいと思っただけで隠そうとはしてない…。
あーもう!!全部徹ちゃんのせいだよバーカ!!!
でもみんながバッシバシ点入れてく憂さ晴らししてくれてるよ!
そんであと一点で烏野のマッチポイント!