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古きパートナー

第3章 大きな過去と小さな現実


幸村側

午後の授業は仁王も参加した

それでも仁王は授業を聞かずに窓の外を見てばかりであった

昼の事がかなりきているのではないかと心配になってしまった





今日の授業が全て終わり今は掃除の時間

今月は教室の掃除だ

早く終わらせて部活に行かないといけないな

仁王の姿がないな

帰ったのか

今日はあんな事があったんだ

帰っても無理はないな

まさか、手で数えるくらいしか会っていない仁王の正体に気付くとは

侮れないな

初めてあったあの時もそうだが

すごいオーラを放っていた

正直俺もすこしビビッてしまった

仁王を味方にしたいのではないが

俺もアイツの事が少し怖く思った

しかし、蓮二も言っていたが

あれだけのステータスがあり

なぜ、どこの部活にも所属しないのであろう

家の事が関係しているのか?

でも、それだけじゃあそこまで断るぎりがないな

俺が考え事をしている間に掃除が終わった

俺も手が止まっていた訳ではない

掃除入れにホウキを片づけ

部室に向かった






白川側

僕は先生に呼び出しを受け職員室に来ていた

職員室に入り僕は呼び出した先生を探した

もう面倒になったので呼んでみた

『藤岡先生はいっらしゃいますか?』

僕の声はさほど大きくない

届いても机4つ分だろう

後ろから誰かに掴まれるように感じた

僕は素早く後ろを振り返り1、2歩下がった

『!藤岡先生、でしたか』

藤「チッ、今日も後ろを取り損ねたか」

先生がなーにをしとるんだ

『何か御用ですか?今日はこれから忙しいので早くしてください』

藤「ああ、わかったよ。ここじゃなんだ、場所を変えよう」

『わかりました』

僕と先生は職員室を後にしカウンセリング室に来ていた

藤岡先生はスクールカウンセラーだ

この部屋は先生のテリトリーでもある

僕は先生に誘われるように入って行った






『それで、何の御用ですか?』

藤「つれないね。少しは待ってくれないかな?」

『今日は忙しいと先ほども言ったのですが?』

藤「あーはいはい、わかりましたよ」

先生は部屋の奥からコーヒーを2杯持ってきた

1つは僕に、1つは先生用に

僕らは対面する形に円形のテーブルの席に座った
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