第10章 番外編
ガチャ。
真奈「ママ…?」
母「真奈ちゃん⁉︎」
真奈「ママ…あの…ごめんなさい」
母「え…?」
真奈「私、ママの事全然考えてなくって…私、ママに嫌われてるって思って…」
母「そんな事ないわ。ママ、貴方の事大好きよ。将来社会に出て困らないようにって思ってたの。でもそれが貴方を苦しめて、傷付けてたのね…ママ、母親失格ね」
真奈「ママ…。」
母「でもね。何があってもパパのところへは行かせられないわ。それは分かってくれるかしら?」
真奈「うん。わかったよ」
母「ありがとう。これからは、色んな話を聞かせてくれるかしら?貴方が好きな事、ママも知りたいわ。」
真奈「うん」
ママと解決できた私は、急いで上にいった。
すると、さっきまで居たはずの皆が居なかった。
でも、一通の手紙が置いてあった。
真ん中には、
真奈、解決出来たか?
もしこれから何かあったら、俺たちに会いにこい。
いつでも待ってるからな。
そう書いてあった。私は、幸せだった。こんなにも楽しかった事はあっただろうか。
たくさん笑って、沢山泣いて…すごくいい思い出となった。