第10章 番外編
よし、これでいいね
菅「俺たちには気を使わなくていいからな」
真奈「ありがとう、助かる」
菅「それより、仲良くやってるか?」
谷「私もそこ心配‼︎」
真奈「実はあんまり仲良くなれなくって…」
菅「そうなのか、まぁ無理だけはするなよ?」
谷「真奈ちゃんが嫌で無ければ私理由あるなら聞きたい」
大「おい、辞めておけ」
真奈「いいの、大丈夫。」
谷「力になれる事があったらしてあげるからね」
私はこの暖かさに救われたんだ。絶望の他にに落ちたような感じで過ごしていた私を救ってくれたんだ。
だから言おう。包み隠さず、思ってる事を。
真奈「私ね、家に帰るといつも一人だった。お母さんは忙しくて、私が話そうとすると'今言わなきゃいけない事で無いなら後にして。くだらない話なんて聞いてる暇ないの'っていつも言われてた。でも、学校に行けば友達が居てなんとか笑えてた。でもそんなある日私は聞いちゃったの。'真奈ってさあ、なをかうざくない?ちょっと話しかけたらってベタベタしてきてさ'って言ってるのを。凄く悲しくなったそんな風に思われてるなんて知ら無かったから。だから私はどこへ行っても楽しく感じ無くて、ついに笑わなくなった。街中をふらふら歩いてたら見つけたのがアニメイトだった。好奇心で入ったら、世界が違って見えた。現実とはかけ離れた可愛さと格好良さや性格の良さ。色んな人が居て皆個性溢れてた。お店の中に居る人達も好きなキャラのストラップや缶バッチを思い思いに付けてた。皆イキイキしてた。そんな世界に惹かれて私はアニメと出会った。 それから色んなアニメを見るようになって、アニメイトにも通い始めた時期、私が学校へ行ってる間、お母さんが部屋に勝手に入ったみたいで、私が帰ってきたら部屋にあったアニメのグッズやポスターが全部ぐちゃぐちゃにしてゴミ箱に入ってた。私はぶちギレて、お母さんに言ったの。 何で捨てたの。全部買い直して来て‼︎ってね。そしたら'バカな事考えて無いで勉強しなさい'って言われた。それにも頭にきてついにお母さんを殴ったの。 ふざけないで、私の楽しみなのに、それまで邪魔をする気か!って。そしたらお母さんびっくりして何処か行ったの。」
そこまで言うと私の頬に涙が伝った。