第8章 夢だったのか。現実だったのか。
真奈「…ここは…」
?「気が付いたのね!先生呼んでくるわ‼︎」
どこだろう。真っ白な天井に鳴り響く音。
身体を起こすと、沢山の人がいた。
医「大丈夫ですか?聞こえますかー?」
真奈「い、嫌。触らないで‼︎」
医「どうしたんでしょうか。何か原因となる事故前の事は心当たりある事はありますか?」
母「分かりません。でも、事故にあった時あの子は1人だったんです。」
真奈「来ないで、辞めて!裏切った癖に‼︎私の事なんてどうでも良いんでしょ‼︎ほっといてよ!皆出てって‼︎」
母「ど、どうしたの?」
真奈「ママだって、私の事なんかどうでも良かったんでしょ!だからいつも1人だった。お兄より出来が悪いから!だからどうでも良かったんでしょ‼︎早く出てけ‼︎」
私は無我夢中で叫んだ。
いる人は皆驚いていた。
でも仕方ない。こんな風にしたのはお前達のせいだ。
皆が出て行った後、私はポケットに違和感を感じた。
探ると、20枚ぐらいの写真と一通の手紙が入ってた。
しかもシワ一つなかった。
なんだこのポケット、最強か。
まぁ、そんな事は置いといて手紙の差出人をみた。
谷地仁花
そう書いてあった。
夢じゃなかった。
みてみようか。