第3章 初体験//火神
「挿れるぞ…」
俺はゴムを取り出し、自身に装着する。
上手くはいかなかったが、なんとか出来た。
真奈美の表情を伺いながら、秘部に自身を擦り付ける。
「キツかったらすぐ言えよ…止められるかは、自信ねぇけど…」
「うん…」
ゆっくり自身を挿入するが、キツすぎてなかなか入らない。
リラックスさせるために、真奈美にキスをしながら進める。
「い…っあぅ…んっ…」
「はッ…全部入ったぞ…」
真奈美は辛そうではあったが、俺の言葉を聞いて少し安堵の表情を浮かべる。
キツすぎて痛いくらいではあったが、俺は何とも言えない幸福感を味わっていた。
「ゆっくり、動かすからな…」
「う…ん…」
さっき自分でシてたからか、少し動かすだけでもう長くもちそうになかった。
「くッ…ヤベェ…俺…」
「あっんっ…う…んんっ…あぁっ」
「…もう出る…ッ!」
最後は真奈美のことを考える余裕も無く、俺は真奈美のナカで欲望を吐き出した。
「…なんか…悪りぃ…」
早漏すぎるだろ!俺!
情けねぇ…
萎えた自身を引き抜くと、恥ずかしすぎて真奈美の顔が見れない、
俺は真奈美の目を見ないように、とりあえず自身に着いたゴムを取り、ゴミ箱へ捨てる。
真奈美は毛布を体に巻いて隠しながらこっちを見る。
「ふふ、どうして謝るの?私、火神くんと出来て良かったよ?」
その言葉に顔を上げると、微笑む真奈美がいた。
「…ほんと、どんだけ好きにさせるんだよ…」
頭を抱えるように独り言を言う。
真奈美には聞こえなかったようで、「どうしたの?」と首をかしげる。
「何でもねぇよ…」
今度は、立てないくらいヤってやるから覚悟しとけよ。
そう勝手に心の中で誓って、真奈美を抱きしめた。