第2章 ♪楽しい日常生活♪
「あー、実はさ!これから警察学校の試験に行くとこ!」
「「警察学校ッ!?」」
俺と百合は声を揃えて驚きの声をあげる。
おいおい、警察学校ってことは、
徹平さんが警察官になるかもしれないって事......?
......いやいや!全っ然、想像つかね!
こんな変態野郎に勤まるわけないじゃん!←
「て、徹平さんがッ!?変な冗談止めてくださいよ!」
「冗談じゃねぇよ!俺の将来の夢は
警察官になることだからな!」
「警察官......あーッ!そういえば昔言ってたね!」
百合は今まで忘れてたのか、
しばらく考え込み声をあげる。
この感じだと忘れていたな(笑)
「昔言っていたって......百合ちゃん、忘れてたの?」
「うん♪」←
笑顔で『うん!』と言う百合。
ガーン...
「......。」
ククク...ざまぁ(笑)←『お前俺の扱いひでぇな!』by,徹平
「取りあえず徹平兄ちゃん!試験頑張ってね!」
「......うん、がんばる......(泣)」←
「そんくらいでへこまないでくださいよ(苦笑)
百合、徹平さんほっといて早く行こうぜ?」
「ぁ、ちょッ和真君!じゃあまた後でね、徹平兄ちゃん!」
俺は百合の腕を引っ張って走る。
だってこのままだと......2人だけの時間が、
あっという間に終わっちまうから......。
俺はそう思いながら百合の腕を掴んで走り続ける。
走れば走るほど二人っきりの時間は短くなるわけで
あっという間に別れ道のところまで来てしまった......。
「じゃあ和真君、私はこっちの方だからまた帰りね!」
「あぁ!また放課後な!」
あーあ、また二人っきりの時間が終わっちゃった......。
俺は百合の姿が見えなくなるまで
百合の背中を見送っていた......。
「...また...放課後......。」