第1章 ビビッときたなら
あの日、
「初めまして。私が月を爆った犯人です。来年には地球も爆る予定です。君達の担任になったのでどうぞよろしく」
3-Eの生徒はみんな突然やってきた黄色いタコに釘付けになっていた。
私以外は!!!
「防衛省の烏間という者だ」
安定感のある低い声。
鋭い目つき。
ガッシリとした身体つき。
パーーーーーーフェクト!!!!!
100点満点花丸よくできました!言うこと無し!
…とまあ世でいう一目惚れの罠にかけられました。
まさか、ねえ…。
だって、この私がだよ?
彼氏いない歴イコール年齢、初恋経験無し。
まさか、ねえ…。
初恋の相手が先生、というか防衛省の元軍人さんになるとは…。