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レッテル 2

第5章 悪魔の微笑み



「どうしたんだよ、お前等?」

西村が横目で教師をチラリと見ると、前田兄弟の方へ目を向けた。

「それが―――」

ドガッ―――

「かはッ――」

ドサぁ―――

突然倒れる前田修平(のぶへい)。

「ノブ――!!あんた――。」

ドカぁッ―――

上から叩き潰されるように殴られた前田恭平(きょうへい)。
血が辺りに飛び散り斑点模様を作っている。

"キャアァァァアア!!"

教室から悲鳴が上がった。

「なんだね……君は。」

震える教師。

「あ?秋本の身内。」

そう言ってドアから顔を見せたのは、口角を高くつり上げた高嶋だった。



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