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レッテル 2

第17章 逆々襲


「カズくん!!」

「このゴリラ最低!!」

女達の怒りの視線が突き刺さる。
猿みたいにキーキー叫んで正直うるさい。
でも女に手を出す趣味のない俺は、黙りを決め込む。

「野獣!!」

「チンパンジー!!」

女達は言いたい放題だ。

「うるさい!!黙れ!!」

そんな女達をが激しく睨み付ける。
かなり機嫌が悪い。
俺でも近より難い。

「キーキーキーキーうるさいのよ!!こっちはイライラしてんの!!黙ってて!!それと、あんた達もバイク煩い!!エンジン消せ!!」

今の彼女は最強だ。
流石の清治も驚いている。

もしかしてアレか?
いつしかの女の日?

考えただけで身震いする。

「帰るの!?帰らないの!?ハッキリして!!」

「かっ…帰ります。」

怒りの矛先は俺に向いた。
素直に応答しないと、後が恐い。


ある意味彼女は最強だ。

驚かないものはいないと思う。



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