第1章 幼馴染み。
「おい、よそみしてんじゃねぇぞ。」
私はその声ではっとする。
そうだ。ローはもういいんだ。
きっとローは覚えてない。
あの頃の約束なんて、覚えてない。
それに、関係ない。
「わかってるわよ!」
「お前ら、変な技だなぁ!」
「「お前もな!」」
麦わらさん、ツッコマレマシタ。
「そろそろ私も行きますか。
疾風!」
私に力を貸して。
「ぬぁ!、」
「薔薇弦、捕縄(ロック)」
「「「がはっ!!」」」
売られた人たちの苦しみはこんなもんじゃない。
海軍には関係ないかもしれないけど、
とめられないあなたたちもわるいんたから。
「はぁ、腐った世の中。」