第5章 変貌 [劉]
おまけ。
「おやおや、
結婚相手とは
この人のことだったのかい?」
次の日来てくれた
アンダーテイカーさんが
劉くんを指差す。
『えぇ…まぁ、
お知り合い?』
キョロキョロと
二人を交互に見ると
「いやぁ?
君は誰だい?」
本当に知らないようすだった。
「エェ!?
一昨日の晩、
婚約者に忘れられたとかいって
小生の店でお酒を飲みまくっていたのを
覚えてないのかい?」
驚いた様子の
アンダーテイカーさん。
『えぇ!?//
そんなことを!?』
「あー!
せっかく忘れてたのに~
まったく、
で、君は?ちゃんの
何なんだい?」
少しトーンが低くなる劉くんに
『え、えっと大事な常連さ…』
と答えようとすると
アンダーテイカーさんが、
「小生は""の大事な常連客~♪」
と、答えた。
そして、
ヒーッヒッヒと
笑いを残して帰っていった。
「""…だって…???」
『劉くん、お昼に…』
なんだか、怖い顔をしている
劉くんに話しかけると
グイッと腕を掴まれて
二階まで、
連れてこられた。
ベッドに、強引に
押し倒されて…
『いやぁぁぁん////』
**
『どうしちゃったの…??///』
訳がわからないまま抱かれた私は
劉くんにそう聞く
すると
「私もと呼びたかったんだ//」
と言われた。
顔を真っ赤にしてそっぽ向く
劉くんを抱き締めるまであと1秒。
END