第2章 王子サマ[ソーマ]
おまけ。
『セバスチャン様…!!!』
カリー対決後、
坊っちゃんより一足先に
屋敷に帰ってきた私は
シーツをもってパタパタと
走ってくるさんに
遭遇する。
「どうされましたか…?」
『あ、あの、
洗濯…って、どこですれば…//』
俯いて顔を真っ赤にする
さん。
可愛いですが…そうですか、
あのバカ王子と
結ばれたのですね。
『あの…??』
固まっている私を
見上げる彼女。
「あ、いえ、
この廊下を真っ直ぐいって
右手に見える階段を下りた
すぐの場所ですよ。」
にこりと笑って
場所を教えると
幸せそうな顔で
『ありがとうございます!!』
と言って去っていった。
**
「坊っちゃん。」
「なんだ。」
「リア充爆発しろ!!
をご存じですか??」
「??
異国の言葉か?
くだらんことを
言ってないで
さっさと夕飯の仕度をしろ
ばかもの。」
「御意。」
END