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嵐さんの告白
第1章 大野智の場合。
大野くんとは中学の時の同級生。
連絡なんてずっと取っていなかったけれど、どスッピンでガシガシいていたら、偶然再会した。
「…、さん?」
キャップを被る男性がチラッと顔を覗かせると、久しぶりに見たその顔に驚く。
「……お、大野くん?」
「おっほぉー、ひっさしぶりだなあ!」
久しぶりに会う彼は昔と違ってフンワリ笑う男性だった。
私が気持ちを寄せていた男の子とは違う、初めまして、が正しいような。私の知らない彼。
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