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嵐さんの告白
第1章 大野智の場合。
足を止めた彼に視線を向けると
「好き、って言われて驚いた」
「…は、え?」
「オイラに言われたんじゃないのに」
そんな期待させるような顔して、
「すげぇな、久しぶりだ。
ね、もっかい言って?」
こっちの気もしらないで。
違う、今の「もう1度好きだと言って」は違う。彼が望んでるのは私の気持ちなんかじゃなくて。
久しぶりに感じるドキドキをもう1度、そういうこと。
目をキラキラ輝かせて、そんな子供みたいな視線で純粋な顔して、彼は一体私をどうするつもりなんだ。
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