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短編集 ~とにかく好きなもの詰め込みました~

第4章  前の席  《イナGO 霧野》


オマケ

~NOside~

サッカー部、部室にて…

狩屋「あ、そーいえば霧野先輩。彼女できたらしいですね~。

おめでとーございます。

しかも噂のずっと好きだった人らしいじゃないですか~!」


霧野「な!なんでお前が知ってるんだ!?てゆーか、噂って?」

狩屋「え?霧野先輩、知らないんですか?霧野先輩には

1年のときから好きな、星楽サンっていう人がいるんですよね?

で?その人、どんな人なんですか?」



そう、霧野の好きな人の噂はサッカー部で知らない人はいないのだ。



霧野「はぁ!?だっ、誰から聞いたんだよ!」

狩屋「えーっと、確か水鳥サンと、茜サンです。」


霧野はこの事が本当なのか本人に聞いた。


霧野「山菜!瀬戸!お、お前らなんて噂流してんだよ!」

茜「星楽の事?噂も何も本当の事でしょ?」

霧野「いや、それは…」

霧野は図星の為、顔を赤くした。

水鳥「ったく、霧野はわかりやす過ぎんだよ。まあ、当の本人の星楽は

鈍くて気づいてなかったけどな。」


その通りだと霧野も思った。

だがしかし、霧野はもう一つ気になる事があった。


霧野「っていうか、サッカー部全員知ってるって……?」

水鳥「そのまんまの意味だぜ?」


すると、霧野の顔はいっきに赤くなった。

そして…

神童「やっと美月と付き合えたんだな。おめでとう、霧野。」

倉間「本当、霧野は美月と全然話さねーから、どうなると思ったぜ。」

浜野「ちゅーか、結果オーライ的な?」

速水「浜野君、それは違うと思いますけど…霧野君、おめでとうございます」


と、次々にお祝いの言葉が掛けられた。

更に、

天馬「霧野先輩!おめでとうございます!」

葵「おめでとうございます。本当によかったですね!」

信介「念願のってやつですよね!」

影山「1年生の頃からってすごいですね!」


と、後輩にまで祝われたのだ。

剣城は何かを察したのか、


剣城「あの、なんというか、お疲れ様です。」


そう、言われたが余計に霧野の羞恥心を煽るだけだった。


霧野「ほ、ほっといてくれよぉぉおお!!」


その日、サッカー塔に霧野の悲痛な声が響き渡った。







《オマケEND》




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