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テニプリ【誘惑されて……】 R18禁

第6章 歯磨き/柳生&仁王 3/20更新


丁寧に、一本、一本磨いていきます。
もちろん、歯茎も優しくマッサージ。

くすぐったいのか、照れているのか……

もしかしたら、両方かもしれませんが、頬を桜色に染める仁王くん。

「ひゅくぐっひゃい」

私の手首を掴み、止めてくれと瞳が、訴えてきます。

止めろと言われて、止められるわけないでしょう?

普段なら、絶対に有りえない事をしているんですから。

他人の口の中を自由に触るなんて。

妙な興奮が、私の下半身に集中しそうで。
紳士の仮面が、剥がれそうです。

「手を離したまえ、仁王くん」

眉間に、シワを寄せ恨めしそうに私を見つめられると、ちょっと意地悪な気分になってしまいますよ。

「まだ、終わってないんですからね。まーくん」

にっこりと微笑んだのに、パッと手を離す仁王くん。
彼は、私が『まーくん』と呼ぶのを嫌うんです。

私としては、気にいってるんですけどね。


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