第13章 ランチタイム/向日岳人 3/28更新
「腹減ったな。早く食おーぜ」
「もう、ちょっと待ってよ」
テニス部の部室に2人きり
跡部に頼んで、可愛い俺の彼女とらぶらぶランチ
へへ
羨ましいだろ?
「はい、どーぞ」
勿論、の手作り弁当
いつもは、教室とかサロンで食ってるんだけど今日は、特別
付き合って半年記念日
本当は、デートしたかったんだけど
練習あるし
俺は、休んでもよかったんだけど
『練習は、休んじゃだめ!テニスをしている岳人を見るのも好きなんだから』
って言われたらさ、休めないじゃん
ほんと、可愛いヤツ
「食べないの?」
「あーん」
口を大きく開いて、おねだり
「もう、お子ちゃまだね」
笑いながら、俺の口に大好物の唐揚げを入れてくれる
「ん~、んまぁいっ!」
料理も上手いし、可愛いし
俺にぴったりじゃん
「じゃあ、次は……」
「なあ、。俺の大好物は、唐揚げと?」
「納豆でしょう?知ってるよ」
「じゃあ、何で入ってないんだよ?」
「だって……」
「ん?」
急に照れだす
「何だよ」
「ねえ?」
もじもじ、肩を揺らして俺から視線を外す
あっ!
なーるほど