第7章 空と海
「涼音!なにやってるの!
もー俺にも構ってよ~」
りょ、涼太…びっくりしたー…
「お前はシスターキラーか!
登場の仕方こえーよ!
てゆかいい加減認めろ。バカ兄貴」
「バカってなんスか!バカって!」
「あーうっせーよ」
「2人ともうるさいぞ」
ギャアギャアと騒いでる2人に
赤司くんが止めに来た。
「赤司くん、ごめんね」
「いや、涼音は悪くないよ」
赤司くんはそういって笑ってくれた。
「あー!赤司!
お前抜けがけしてんじゃねーよ!
涼太も赤司も!こいつは俺のだっつの!」
「醜い独占欲なのだよ」
「涼音ちんかわいそー」
「大ちゃん独占欲つよーい」
「涼音さんも大変ですね」
と帝光中のメンバーは
呑気にそんなことをいっている。
ちょっと!誰か助けてよ!
そんな心の声にも気づかずに。