第4章 繋がる心
「なんか似てると思ってたら
おまえら双子の兄妹だったのかよ!
あー心配して損したぜ!」
「な、なによそれ!
てゆか、心配してくれてたんだ?」
「ったりめーだろ
やっと想いが通じたんだからよ…」
コツンと額におでこを
くっつけられる。
大輝が彼氏でよかった。
「寂しいっスよ~…
青峰っち!俺は認めないっスからね!」
ビシッと涼太は大輝を指差した。
「なんだ、お前…
シスコンか(笑)
でも悪ぃな俺も本気なんだ」
なんだか照れるな…
「妹は渡さないっス
俺、妹が大好きなんス」
そう誇らしげに言う涼太に
私は少し顔を赤らめた。