第1章 菅原 孝支
驚きを隠せなかった私は、
口の中から何か出てきそうで、咄嗟に口を防いだ。
えぇっ!!?孝支モテるのっ!!!?
驚きだった。
モテるなんて、聞いたこと無かったから。
でも、なんだろう。
この胸のチクチク感は。
そのままその場に座ってると、
菅「さーて、いつまでそこで聞いてるのー?」
ふいに名前を呼ばれ、声をあげてしまった。
『えぇっ!?気づいてたのっ!?』
菅「うん!結構前から気づいてたべ!」
なんだバレてたのか…
『でも、悪気があって見たわけじゃないからっ!
偶然見かけただけで、その、ごめん。』
菅「全然いいべ!気にしてない!」
こんな時にも孝支って優しいんだよね。
そういう所に惚れたんだよな。