第15章 eoheohで不の倫な関係
eoh「………」
「止めたんじゃなかったの?」
eoh「吸いたくなるんだから仕方ないだろ」
ベッドに腰掛け眉間に皺を寄せながらそう言ってくる彼の、見かけによらず大きめな背中に擦り寄る。
「次はいつ呼んでくれる?」
eoh「時間と金と俺の気が向き次第」
「この間はニヶ月も待った」
eoh「次は来年かもな」
「!」
eoh「冗談だよ、俺だってこの関係は楽しんでる」
「……」
確かに彼といて思うのは、奥さんがいて子供もいるっていう環境で、リスクを犯してまで他の女性に没頭するほど馬鹿な人じゃないってこと。
だから私は、いつも待ってることしかできない。彼が呼んでくれなきゃ、会うことも連絡を取ることもできない都合のいい女。