第13章 つわはすで別れの日
つわ「そのことなんだけどさ…」
しかしすぐつわはすさんは、話しを切り出した。でもそれは少しどもるように。
つわ「俺、引っ越すんだよね」
仕事のこともあるから、今住んでる場所を離れるってことなのだろうか。
つわ「それでさ…」
いつもは淡々と話すつわはすさんが、今はなぜか、後ろ髪を掻きながら言葉を濁らせる。
私からしたら、つわはすさんが引っ越そうが、もう関係はないことだけど。
つわ「………一緒に来ない?」
「え…」
つわ「まゆが、良かったらなんだけど…」
「え、…っえ!?」
つわ「いや、引退する時に考えてたんだけどさ」
「それは………シェアハウス的な?」
つわ「まあ、俺とお前だけのシェアになるだろうけどw」
少し照れながらも話す彼を見ていたら、もちろん答えはYESしか出なかった。