第1章 穏やかな日々
「起きて!!姫菜!!しょーくんも!!オイラも二人みたいによっぱらいたかったよ」
気付けば私は考え事をしながらハイピッチで飲み過ぎてしまったらしく、酔いつぶれていたらしい。
翔ちゃんも同じく飲み過ぎて熟睡らしく、翔ちゃんのアパートまで智くんがタクシーで送ってくれたみたい。
そう、考えをまとめてはみたものの身体が言う事を聞かない。
「姫菜、とりあえず今日はしょーくんの家でお泊りしちゃえよ!その様子じゃ一人で家いさせんのも不安だし。」
と、言われた。
私は身体も思うように動かないし、意識もふわふわするし、とりあえず智くんに身を任せる事にした。