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ハイキュー!!

第4章 心臓の音4







ーーーーーー…



キュッキュッ ダンっ






『ふぁ〜』






次の日の朝、
私は孝ちゃんに連れられて朝練に参加した。





みんな朝から元気に動いてるなぁ〜

私にはできないことだ。






「ボール取ってくださ〜い」

『は、はい』






気がつくと足元にボールが転がってきてて
ボールを拾って声のした方を見ると





あれ?
この長身の金髪くんどこかで…





「あぁ、なんだ。やっぱり気づいてなかったんだ」

『えっ』





私の表情を読み取ったのか
金髪くんは嘲笑いを浮かべて私を見た。
否、見下ろした。





「お礼も言えない鈍感な子」





金髪くんの口の動きがやけにスローモーションに見えた。




小さな頃からずっと言われ続けてきた
“鈍感”“とろい”という言葉に胸がチクっとした。






『あ、あ!!教科書運んでくれた‼︎』






そしてやっと思い出した。

昨日教科書を教室まで一緒に運んでくれた人だってことに。



バレー部ってことは昨日もいたってことだよね?
あれ?
なんであたし気づかなかったんだろう……





「やっと思い出した?いつ気づくかと思ってたよ」






金髪くんはクスクスと笑いながら
練習に戻って行った。




なんだか……
嫌な感じ!






あ、でもお礼言いそびれたあたしが悪いのか。


今度お礼ちゃんと言わなきゃ。





そのあと朝練が終わって
みんなそれぞれ部室に戻って行った。



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