第11章 イジワルしないで @ 及川徹
及川の部屋の布団に押し倒されて、手首をがっちり掴まれる。
『…及川…さん…?』
背中に冷や汗が伝っていくのを感じる。
妖艶な笑みで花を見下ろす及川。
「…なんで俺に聞いてくれなかったの?」
『だって、たまたま松川くんがその問題解けたって言ってたから…。』
「俺もあれくらい解けるよ!?あーもう、お仕置き!」
そう言って及川は、自分のズボンのベルトを外し、花の手首を1つにまとめて、簡単に縛り上げてしまった。
『及川…痛い…離して…』
「やだね。罰だから。」
そう言ってネクタイを解き、花の視界を奪う。
『やだ…見えない…及川…』
「すぐに気持ち良くしてあげるから。」