第1章 愛情表現 @ 木兎光太郎
「菊池!今日家泊まらないか?親旅行でいないんだけどさ!」
帰り道で木兎さんがいきなりそう言い出して、急遽初めてのお家デートもといお泊まりとなったわけだが。
初めてのお泊まりがこんな唐突だとも思わなかったし、お母さんにLINEをしたらOKのスタンプが7回ほど連打されて返ってきた。
夕飯にカレーを作って、一緒にご飯を食べて。
木兎さんも美味しいって言ってくれて。
お風呂の中で湯船に浸かりながら考える。
わたし…今日木兎さんに抱かれちゃうのかな。
お泊まりってそういうものだよね…?
でも変に期待して何も無かったら…。
いろんな考えが頭の中をぐるぐるしてる。
ぺったんこな胸が目に入って、もっと大きければよかったなとか。
木兎さんは巨乳好きなのかな…とか。