第15章 うるさいよ @ 月島蛍

『はい物理も生物も世界史も古典もわたしの勝ち！』



後日、他のテスト返却後に月島と点数比べをする。


奇跡的に点数は上回っており、合計点は花の方が高いと思われた。



「はいはいごめんって。で？花は何をしてほしいの？」



『…もっかい、して？』



小さな身長で見上げる破壊力とは凄まじいものなのだろう。


月島は耳を赤くして花から目をそらした。



「…覚悟しててよね。」



その晩の月島は本当に激しかったらしい。(後日談)