第8章 最終章~悲しみの終わり~
in病院
飛鳥が病院に搬送されたあと、すぐに、飛鳥のマネージャーの春香さんが、飛んできて、病院までつれてきてくれた。
手術しつの前で、待ち続けるキセキたちと、優斗、それから、春香。
病院に着いたとき、担当医であろう男に言われたことが、彼らの頭に残って、響き続けていた、
『助かる確率は、高くて15%、低くて、10%だと思います。助かったとしても、危険は伴います。』
確率10%…―
あまりにも低すぎる。
手術室に、運ばれてから、もう2時間もたつ。
一向にランプは消えず、彼らは、彼女を静かに待ち続ける。
もう一度彼女の笑顔を見れると信じて、
裏切ってしまった自分達を許し、なおも、好きでいてくれるといってくれた、彼女を、
ただただ待ち続けた。