第8章 最終章~悲しみの終わり~
in教室
「なんだよ。赤司。俺らになんかようか。」
【すれちがいは結局運命で】
「スッ、」
【すべては筋書き通りだって】
「てがみ、ッスか…」
【悲しみを紛らわせるほど僕は強くないから。】
「ああ、そうだ。」
【はじき出した答えの全てが一つ二つ犠牲を伴ってまた一歩踏み出す勇気を奪い取ってゆく】
「この字、飛鳥からだ…」
【いつか君にささげた歌今じゃ悲しいだけの愛の歌風に吹かれ飛んでゆけ僕らが出会えたあの夏の日まで】
「とにかく、読んでみましょう、」
【過去も未来も無くなれば 僕も自由に飛び立てるかな
感情一つ消せるのなら 「好き」を消せば楽になれるかな
君の耳を、目を、心を 通り抜けたモノ全てを
いつか知ることが出来たら 次はちゃんと君を愛せるかな…】
飛鳥…