第5章 第二章
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蝉の声が響き渡る…。
ピピーピピー、、、
目覚まし時計が勢いよくなり、私はとめると体を起こした。
「・・・」
私は、なにも言わずに制服に着替えて下に降りた。
「飛鳥、おはよう。
今日は部活あるの?」
お母さんが着物を着て朝ごはんを用意していた。
「んー、今日はちょっとしんどいから休もうかな」
「あら、大丈夫なの?」
「うん、桃ちゃんに任せるから。
大丈夫だよ。」
私は、そう言うとご飯を食べ始めた。
少し時間をかけてご飯を食べ終わると、桃ちゃんに電話をかけた。
「あ、桃ちゃん?おはよーです」
「あ、飛鳥?おはよー!
本当に大丈夫なの!?」
「大丈夫大丈夫!心配しなくていーから!
それより、朝練休んでいいかな?」
「ほら、大丈夫じゃないじゃんか」
「いや、ちょっとみんなと顔あわせるのがね、、、」
「そっか、、、まぁ、赤司くんには私から言っておくから」
「ありがとー
あ、でも、私いろいろしないといけないことあるから早く学校行ってるから」
「うん、わかった!
また、学校でね」
私は、電話をきると洗面所に行って顔を洗った。
顔を洗い終わると髪の毛を二つにくくり、鏡を見た。
「・・・絶対に、負けない」
私はそう呟くとカバンを持って家を出た。