第3章 はじまり
「っ・・・ぅあっ・・っ」
私は、今、泣けるだけ泣こうと思った。
30分ぐらいたっただろうか、、
泣きすぎて目がいたい。
明日は腫れるだろう。。
私は、ポケットから携帯を取り出してある人に電話をかけた。
「・・・あ、もしもし?
ちょっとお願いしたいことあるんだけど」
「なんだよ」
「この前さ、遊びで録音機能がついたピアスと、小型カメラつきのリボン作ったでしょ?」
「あぁ、」
「あれ、しきゅう私に送ってきて」
「なんでだよ」
「いろいろ、あってさ。
使うことになったの」
「ピアス一個しかねーけど?」
「作って」
「えー」
「花宮くんなら性格悪いんだしすぐ作れるでしょ?」
「いいかたってもんがあるだろ」
「花宮くん、作ってください。
これでいい?」
「なにがあったかはだいたい、わかった。
作るけど、なんかおごれよな」
「わかってるって。
じゃぁ、お願いします」
私は、電話をきるとベッドに寝転び天井を見上げた。
絶対に負けない。
なにがあっても・・・。
絶対に・・・。