第8章 フルシィア城とヒリュウ
【未桜達視点】
『もう、何なのよ…牢屋に入れられるとか
本当、女の子の扱い方を分かってないわね!』
『そうね、今度会ったら、殺す…』
『まあまあw』
「あの…?アナタ達も捕まったのですか?」
私達が入れられたのは人がいっぱい入ってる牢屋だった
『はい、そうです…』
「可哀想にね、まだ若いのに」
『何とかここからでる方法を考えなければ』
「無理だよ…ここには電流が流れてるし、逃げられないのさ」
『うーん何かアイテム無いかしら…』
『あ、これは?』
梓が出したのは輪っかだった
『まさか…』
『そうよ、通り○けフー○』
『一度壁にかけてみるわ』
『ええ、任せたわ』
梓ちゃんがやってる間私は泣いてる女の子を見つけた
『どうしたの?』
「うぇーん(泣)お家に帰りたいよ!お腹好いたよ」
『もしかして、鹿尾菜さんの妹?』
「ふぇ?お兄ちゃんの事知ってるの?(泣)」
『ええ、今ね皆の為に一生懸命戦ってるよ!』
「お兄ちゃん…」
『だから、もう少しだけ頑張ろうね?』
「うん!」
『未桜、出来たわよ』
『え!本当!?』
「おお、何て天才なんだ」
『さあ、皆さんこの中に入ってください』
そう言うと次々と通り抜けていった
その瞬間ガスが吹いた
『さあ、行きましょう』
『そうね!』
その後私達はドアを開けて
『さあ、皆さんはここから逃げて下さい!』
「お嬢さん達は?」
『私達は仲間を助けたいので!』
「じゃあ、これを持って行くと良い」
『ゴミと、水晶?』
「そうじゃ、これを敵にぶつけてやれ!」
『はい!ありがとうございます!』
「頑張れよ!」
こうして私達は階段へ向かった