第2章 病院
said
相変わらず部活は楽しくなかった。
でも、部活終わりの片付けが一番の幸せだった。
及川「ちゃん。来たよ~!」
岩泉「今日も一人で片付けか。」
「うん。岩泉さん手伝って!」
岩泉「断る。」
「えー。じゃあ及川さん!」
及川「ちゃんのためなら喜んで。」
「ありがと!じゃあ、岩泉さんサーブ練習やりましょう!」
及川「うぇ!?」
岩泉「おー。」
及川「やだー!俺も一緒に練習したい!」
「じゃあ、サーブ教えてください!」
及川「うーん。ちゃんのためならいっか。」
「やった!」
及川「あー。なんでちゃんはこんなに可愛いんだろう///」
「そういえば、及川さんって岩泉さんのこと岩ちゃんって呼んでますよね?いつからそんなに仲がいいんですか?」
岩泉「仲良くねぇ。」
及川「ひどいよ!えっとねぇ、小学校のクラブチームの時からだよ。」
「へぇー。私、転校してばかりだから、そういう友達いないんですよ。そういうの羨ましい...」
及川「じゃあさ、ちゃんも岩ちゃんって呼んだら?」
「いいんですか?」
岩泉「...まぁ、別にいいぞ。」
「やった!岩ちゃん!」
こんなに素晴らしい喜びはなかった。