第1章 苦しみの時間
said
がらがらがら...
武田「えっと、今病院の方と話をしましたが、学校の近くの病院に移って、少しずつ回復を図るそうです。移動は車椅子ですね。」
「車椅子かぁ。不便だろうなぁ。」
影山「...俺がサポートする。」
「うん。よろしくね。」
カラガラガラ...
「桜井。」
桜井「ペコリ。」
武田「えっと、ご家族の方ですか?」
「私の執事です。」
武田「し、執事ですか!?」
「武ちゃん驚きすぎ~。まぁ、説明とかは桜井にしてくれれば。」
桜井「その事なんですが、父上様に相談したところ、直してくれる病院に移って完治させろと。」
「本当!?...じゃあ、運動できるかもしれないの...?」
桜井「...医者が見つかればですが。...私が全身全霊で見つけ出しますので、それまでは、学校の近くの病院にいてください。」
「よくわかんない。とりあえず、宮城に戻るの?」
桜井「そうですね。」
「合宿は~?」
桜井「...無理ですね。いち早く治したいのであれば。」
武田「無理はしないでください。」
「はーい。」
桜井「では、行きましょう。」
「えっ?今すぐ!?」