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アンバランスな恋模様Ⅱ
第1章 27日目
「いや、だからに」
「ありがとね、住久くん」
さっきまでのふざけた様な雰囲気は一切無くなり、真面目な顔したその人から、真っ直ぐ向けられるその視線に少しだけ驚いた。
「……はい?」
「こんなこと言うのは住久くんからしたら
…まあ、そんなことどうでもよくて。
今私、あなたのお陰で幸せです」
どうやら、2人はまた上手くいき始めたようだ。二宮さんの顔がスッキリしたような、曇りのない顔がそれを伝える。
「…俺じゃないですよ、
2人は一緒にいなくちゃいけなかった、
それだけです」
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