• テキストサイズ

アンバランスな恋模様Ⅱ

第2章 28日目













「毎日俺の傍いてくれない?」














そう言って微笑む彼がまた私に「意味 わかってる?」と顔を近付けた。



「…それってやっぱり、私のこと…、
 大好きってことです」



私が耐えきれなくて泣きながらそう言うと、また笑う。

今度は私を優しく抱き締めて「そうかもね、」なんて言うその人。




それが私の二宮くん。








『 つまり、貴女のことが好きなんです 』END.
















「じゃあシャンプーは私のでいい?」
「なんで?今自分で使ってるのでいいよ」
「ええ!私の匂いが好きなんじゃないんですか!」
「そういうの言ってて恥ずかしくない?」
「いやいやいや、二宮くんが言った!」
「なんでガッカリしてんの、」
「…ガッカリです、ガッカリですよ。
 嬉かったんだもん、
 私の匂いが好きだって言ってくれたの」



でも違うんでしょ、といじけるにまた笑ってしまった。なんでこんなに私の思い通りの反応してくれんのかな、と楽しくなる。



「…馬鹿だなあ、」
「どうせ、わた「一緒に住むなら」」


口を開いた彼女が次の言葉を言う前にカットインする。これは私の得意技である。



「……」



大人しく私の言葉を待つ彼女。
そんなあなたに甘い言葉のご褒美です。



「が傍に居てくれるなら、
 シャンプーの香りなんて要らないよ
 あなたを抱き締めればいいんだから」



ほらまた、そうやって
赤くなるからやめられない。








/ 141ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp