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アンバランスな恋模様Ⅱ
第2章 28日目
「…二宮、くん、」
全く私を見ない彼に話しかける。
「………」
「に、のみあさん、」
降参したかのように、やっと口を開く彼。
「…なあに、」
「………まだ約束の3時間前ですけど」
そう、今日はデートの約束をしている。…約、3時間後に。
なのに、私の大好きな二宮くんは今、目の前にいて、なぜか私の髪の毛を一生懸命コテで器用に巻いてくれている。ちなみに、もうメイクも済ませてくれました。
彼氏にメイクもヘアもしてもらうって。どういうこと、これ。
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