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Dye D? 2

第3章 女


私は、焦って部屋に戻っていた

もしかしたら、バレたのかも...

でも後戻りは出来ない。

私は、ここにかけたのだから…………!


私は部屋に入ると、
急いでテーブルに置いていたパソコンを開いた

そして、届いているメールを確認した。

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お願いします、必ず連れ戻してください


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私はその文章を見て、ため息をついた

そして文字を打つ

_____________________________________


最善を尽くします、お待ち下さい


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そして、カバンの中のボツネタに目をやった

私を馬鹿にした編集長の顔が頭に浮かぶ。

私は首を振った。


「今度こそ、驚くネタを掴んで、
吠えずらかかせてやるから…!」


私はそう言って、このホテルについて調べた事を
パソコンに打ち込んだ。

私は、ある週刊誌の記者で

必死でネタを追っていたが、
ずっと良いネタに巡りあえずに、
会社では、もはや雑用扱いにされていた


そんな私に一通のメールが届いた

そのメールでこのホテルを知った

そして、このホテルに来た人は皆、
行方不明になっていると....

この事を知らされて、
崖っぷちの私の心は疼いてしまった。

そして、メールの相手と連絡を取り始め、
このホテルで行方不明になった妹を探して欲しいと
頼んできたのだ。

充分のお礼もと...。


私は
このホテルに予約した客として、
ホテルを調べる事になった。

私は、この時にこのホテルから逃げれば良かったのだ。

調べずにただの客として
過ごして帰れば良かったのに。
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