第16章 守る
大倉は、彼らをステンドグラスの
部屋に連れて行った。
初めて足を踏み入れた錦戸と安田は、驚きながら
部屋を見て回っていた
そんな様子を渋谷は鼻で笑いながらみてた
そして、大倉に言う
渋谷「はどこなん?」
大倉は静かに顔を動かし、目線を白い棺に向けた
渋谷は、静かに動き棺の蓋を開けた
後ろから、錦戸と安田が渋谷の背中から覗く
安田「よく、寝てるなぁ...」
安田はの顔を見ながら言った
渋谷「亮の血がよく効いたんやな」
そう言うと笑った。
錦戸「なぁ、ここは何なんや?」
錦戸は少し明るい部屋を眩しそうに見回しながら、
大倉に尋ねた。
大倉は
静かに白い棺に近寄り、縁を触りながら口を開いた
大倉「ここは、前の彼女がずっと寝てた場所なんだ...」
その言葉に、安田と錦戸は顔を見合せた
安田「ここが隠してた部屋なんや!」
大倉と渋谷は静かに頷く。
そして、大倉は悲しそうに言った
大倉「は、何かを隠してると思う...」
その言葉に、渋谷は反応した
渋谷「犯人についてか?」
大倉は静かに俯き
大倉「それは、分からないが...、関係してると思う」
その二人の会話を聞きながら、
錦戸は棺の中で眠るを見ながら
錦戸「でもさぁ、赤ん坊を守れたらええんやろ?
深く考えんなや」
そう大倉を励まそうとしていた。
渋谷は考え込んでる安田に気がついた
渋谷「ヤス、どなんしたんや?」
安田は考えながら言った
安田「なぁ、が体調を悪くするんは、
探してる人を思い出した時やなぁって...」
その言葉に三人は反応した
渋谷「犯人を思い出そうとした時...?」
渋谷は何かを思い出したのか、顔を上げ
「亮、ヤス、しばらく外に出てろ!」
そして、大倉の耳元で何かを伝え、
安田と錦戸を連れ出した