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真逆な彼女

第1章 真逆なことを並べてみた


 両眼には涙が溜まり今にも溢れそうだった。
 鼻で笑った杏子の彼氏の視線は、ウチの後ろに向いた。
「空蒼ー!」
 聞きなれた、大好きな、杏子の声がした。
「何してんの、次美術室やで!」
 そう言って後ろからくっついて来た杏子の視線は、彼氏の方に向いていた。
 ウチは、気付かないふりをした。
「ごめん、ちょっと待ってて!」
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