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真逆な彼女

第3章 君との距離


「紗綾と同じクラスが良かったー!」
「ほんまに!紗綾も杏子と同じクラスになりたかった!」
 ハグをしながら言う。
 あまり接点はないが、すれ違うときには手を振りあったりこうやってハグをしながら喋ることはしばしばあるのだ。
 同じクラスだった時は、むしろ離れることが不自然で、授業中以外は常に抱き合っていた。席が近かった時は授業中にもずっと喋っていた。
 それなのに、今では杏子が遠いよ…。
「んじゃばいばい」
 手を振る杏子に笑顔で手を振り返す。
 もう少し喋っていたかったな…。
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