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真逆な彼女
第2章 だって好きだから
休み時間、杏子は友達と彼氏に会いに教室に入った。
「杏子〜!」
いつもの様に抱き着く。でも杏子は、抱き締め返してはくれるものの、視線は愛佳の方にちっとも向いていなかった。
「レズレズすんなよ(笑)」
「んじゃお前に抱き着けばええんか?」
やめて。そんな話しないでよ、杏子。
そんな男のどこがいいの?冗談でも抱き着くとか言わないで。
もう、嫌だ。
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