第7章 〈ルナミ〉大事な仲間

「だけど、ちゃんと守るから」
　ーココヤシ村でおっさんと約束したことも含めて。
「ふふ、わかったわ。頼りにしてるわよ、船長」
「ああ！　ニヒヒッ」
　ナミは笑ってくれた。
　その笑顔を守るため。誰にも悲しい思いをさせないため。ーーもう、誰も失わないため。そして、〈ひとつなぎの大秘宝〉を見つけるため。
　今は“まだ”大事な仲間だけど、いつかこの気持ちを伝えることができたらいいと思う。

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