第2章 〈エース〉太陽のように温かい人
フィナは頬をプクーとさせて、プイッとそっぽを向いた。
そんなフィナにエースは優しく笑ってから、たくましい腕でフィナを真正面から抱き締めた。そして、耳元で呟いた。
「おはよう、フィナ。愛してるぜ」
フィナは赤くなった顔をエースに向けて、少し怒ったような、でも、照れたような顔を向けた。
「おはよう、エース。愛してる」
そう言うと、エースは太陽のように笑って、温かい体温でフィナを包み込んだ。
〜今日もあなたと一緒に過ごせる
それがどうしようもないくらい幸せなのだ〜