第39章 〈ロー〉お誕生日おめでとう、キャプテン!
「な!?」
頬が熱くなる。
「か、勝手に決めないでください!」
抵抗をしても意味がなく、服はどんどん脱がされていく。
「好きなら問題ないじゃねェか」
「はァ!?」
彼はわたしと目を合わせた。
「おれもお前のことが好きだ」
「……え?」
わたしは目を見開いた。
「船長……?」
目に涙が溜まる。
「何だ?」
彼は優しく聞いてくる。
「あの……えっと……」
言葉が上手く出てこない。嬉しさで爆発してしまいそうだ。彼は優しくわたしを抱き締めた。
「船長……」
涙が溢れてくる。
「好きです、船長」
言葉を紡ぐと、そっと唇を塞がれた。目を開くと、優しく笑っている彼がいる。
〜お誕生日おめでとうございます、船長
世界で一番愛してます〜